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2015/01/16

死亡の際の「車」について考える 終活カウンセラー 坂部 篤志

終活カウンセラーの坂部です。
前回に続いて、葬儀に関わることについて、お伝えしたいと思います。

前回は、葬儀の「手続き」についてお伝えしました。

今回は、亡くなった場合に必要となるものの2つ目「車」についてです。

葬儀の際の「車」って、どんな場合に必要となるでしょうか?
ご遺体を病院や施設から安置場所まで、安置場所から火葬場までという経路を搬送するために使います。
ここで一般的に思い浮かぶのは、黒塗りの高級車だったり、絢爛豪華な輿を乗せた霊柩車ではないでしょうか?

最近では、遺族も一緒に乗れるバス型や、普通の車と同じようなバン型などもあります。

一般的には遺族から連絡を受けた葬儀社が手配するので、葬儀社以外は遺体搬送はできないと思われる方が多いと思いますが、実は手続きを経て「死亡診断書」を携帯すれば自家用車でも搬送は可能なのです。

自家用車での搬送を希望する場合、いくつかの注意点があります。
●セダンタイプの車では、棺を入れることが難しいでしょう
 棺は縦190cmくらい、幅は60cmくらいとかなり大きいです

●火葬場に寄っては、一般車両の乗り入れが不可の場合があります
 事前に電話などで問い合わせましょう

●車内にはビニールシートや、防水シートを敷きましょう
 車内を汚してしまう可能性があります

●本当に運転できる状態なのか?
 大事な人を失った動揺が、自分が思っているより大きい場合があります

また、搬送を依頼する場合、葬儀社だけでなく、搬送の専門業者もあります。
自宅に連れてくることが決まっている場合など、搬送の専門業者に運んでもらい、そのあと遺族で今後のことをじっくり考えるということも可能です。
私も昨年の義姉の死去の際は、専門業者に依頼して自宅まで搬送し、家族でゆっくりお別れの時間を取って、その後のことを考えました。

知っていると、慌ただしい葬儀にも少し余裕が生まれます。
故人とのお別れの時間にあてられると良いですね。

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