ベスト・クロージング!とは?

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2015/01/09

第5回 【自分がしたいことを、無意識に「してはいけない」と思っていませんか?】スターティングノートアドバイザーの富田です。

さて、前回は「自分が本当にしたいことは何か?」を見つけて、その実現に向けて生きることが、「いい人生」に繋がるのではないか、と書きました。

でも、ここで問題が2つあるようです。

1つは、当然のことながら「本当にしたいことは何なのか分からない」という問題です。

そして、意外と盲点なのが、無意識に「自分がしたいことをしてはいけないんじゃないか」「今さらそんなことはできないんじゃないか」と思い込んでいる自分自身の問題です。





「夢」を諦めるのが、大人になること?


人生のセカンド・ステージについて、真剣に考えるようになるのはミドル世代、特にシニア世代に近づいた50代になってからでしょうか。

この世代で一般的な家庭に育った方であれば、いい大学に入っていい会社に勤めて・・・という生き方を選ぶのが当然だったかもしれません。

思い出してみて下さい。幼稚園や小学校の頃、将来の夢はなんでしたか?なりたい職業はなんでしたか?

男の子ならプロ野球選手や宇宙飛行士、女の子なら看護士さん (昔なら看護婦さんかな) やお花屋さんなどでしょうか。

そうした夢や希望を、いつ頃諦めたのでしょうか?なんで諦めたのでしょうか?

親や学校の先生に「夢みたいなこと言わないの」「もっと現実的になりなさい」「もっと大人になりなさい」と言われたからでしょうか。

夢を諦めるのが、大人になることだったのかもしれません。そして、他人の敷いたレールの上を走り始める。

もし、その結果がうまくいかなかったら・・・それを他人のせいにして、そして言い訳にして生きることになるかもしれません。


長年の社会人生活で身に染みついたものは何ですか?


ミドル世代・シニア世代ともなれば、長年の企業戦士として、また社会人として、いろいろな経験を積んできたことと思います。

その経験の中には、「ここは大人になって我慢せねば」「今はそんな青臭いことを言う立場ではないしな」ということが、きっとたくさんあったはずです。

それなりの企業や組織の役職についていれば、なおさらそうした経験が多かったことと思います。




そして、定年を迎える頃になって、さあ自分の好きなことができる!と思っても、何をしていいか分からない…

「今さら、プロ野球選手や宇宙飛行士になれるわけでもなし…それに、夢を追いかけるなんて、恥ずかしくて言えないよ」と、心の内で呟く声が聞こえるかもしれません。

「今まで趣味の世界でやってきたことは長続きしなかったから、きっとこれからもダメだろう」「他にもあの時できなかったことがあるから、これからもできないだろう」と、自己否定のスパイラルに陥るかもしれません。

何をしてもいい、と言われても、できる自信がないからよしておこう。何か新しいことにチャレンジして失敗したらみっともないしな…

・・・さて、どうでしょう?思い当たる節はありませんか?

ちと長くなってしまいましたね。次回は、この自己否定スパイラルをどう解決するか、について書いてみたいと思います。




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