さて、前回は「いい人生」を送るために、「自分が本当にしたいこと」を実現しようとしても「できる自信がないからよしておこう」とか「何かチャレンジしても失敗したらみっともないし…」と、ブレーキをかける自分がいて、前に進めないことについて書きました。
今回は、こうした自己呪縛、自己否定のスパイラルからどう脱却するか、について考えてみます。
ここで、あのスティーブ・ジョブズの言葉を思い出して下さい。この連載の第4回でもご紹介しましたが、スタンフォード大学の卒業式でスピーチしたあの有名な言葉です。
毎朝鏡に向かって「もし今日が人生最後の日ならば、今日するつもりでいることを本当に行うだろうか?」と自問してきました。そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来ているのです。
既にガンを発病し、闘病していたスティーブ・ジョブズの言葉ですから、余計重みがあります。
もしも明日死ぬとしたら、見栄や外聞、世間体やプライドなど何ほどのものでしょうか。
あの東日本大震災から、まもなく4年です。一瞬のうちに、昨日までの日常と大切な過去の思い出と家族を失った方がどれだけいたことか…
あれは他人事で、明日も明後日も多分自分は元気で生きているはず…と多くの人は思っています。
でも・・・そんなことは奇跡なのかもしれません。
明日はないかもしれない・・・このことは頭ではすぐに理解できると思います。では、腹の底まで落ちて納得できているでしょうか。
無意識のうちに「そうはいってもね・・・」と思っていませんか?
勉強でも仕事でもなんでも「分かった」と「できる」は違いますよね。
「できる」ためには、まず「行動」を起こすことが必要です。
人に「みっともない」と後ろ指をさされてもいい、変な人だと思われてもいい、自分は自分の生き方を進むのだ、という決意のもとに行動を起こしてみましょう。
さて、次回はどんな行動を起こしていくのか、について考えてみたいと思います。
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