お薦めした理由を改めて書いてみます。
「自分史」を書いてみると実感すると思いますが、今の自分がここにあるのは、いろいろな出来事を経験し、そしてあるターニングポイントを経て現在に至っているのだな、ということに改めて気付くのです。
例えば、あなたが現在ごく普通にできることを、他の人から「凄いね!よくできるね!」とよく驚かれるとします。
あなたからすれば、他の人がなぜできないのか不思議なことかもしれませんが。
また、他の人から「ありがとう!」「助かった!」と言われることがあると思いますが、感謝される原因に、あなたがとる一定の行動パターンがありませんか?
なぜ自分は当たり前のようにできるのか、なぜこうした一定の行動パターンをとった時に感謝されるのか、これまで今一つ理由が明らかでなかったかもしれません。
そのルーツは「自分史」に眠っているはずです。何かのきっかけで、一念発起して夢中になって取り組んだあの事かもしれません。あるいは、とにかく好きで好きで、親に叱られながらも没頭したあの事かもしれません。
人から「凄いね!」とか「ありがとう!」と言われることの中に、あなたがこれから進む人生行路を示す灯りがきっと隠れています。
スティーブ・ジョブズが語った、「コネクティング・ザ・ドッツ」にも通じますね。
つまり、その時は偶然の選択であっても、あとから振り返ってみると、すべて線でつながっているということです。
そのつながった線を明らかにし、あなたがあなたらしく生きる道を明確にするため、これから「ライフスタイル未来地図」の作成に取り組んでいきます。
「ライフスタイル未来地図」を作る最大の目的は、死ぬ時に「あ〜、いい人生だったな!」と思えるようにこれから生きるためです。
周囲を見渡すと、航海図も羅針盤も目的地もない状態で、やみくもに航路を進もうとしている人がとても多いと感じます。その状態を続けると、「これでいいのか…」と不安に苛まれながら、漂流してしまいます。
そうならないためにも、「自分史」を通じて探った自分自身のルーツをしっかり見定めて、何が最も自分の得意なことなのか、強みなのか、それを明らかにして航海図を描くことに致しましょう!
さて、今回はここまでにしますね。次回に続けます。