ベスト・クロージング!とは?

★☆「ベスト・クロージング!」とは?★☆
「ベスト・クロージング!」とは、"終活"をテーマの中心に掲げ、「人生の総仕上げを、ポジティブ&アクティブに」進めるサポートをしています。マネー&ライフプラン専門家、上級終活カウンセラー、弁護士、税理士など、分野の異なるスペシャリストが集結。様々な観点からシニア世代やその子ども達にとって気になる・役立つ情報を提供すべく活動中です。

2015/02/26

【老後のお金担当の中村です】セカンドキャリアの夢

老後のお金に関して、さまざまな情報をお伝えして参りましたが、いよいよ今回が最終回です。

年金、医療費、介護費・・・・さまざまなお金に関しての不安が老後にはあると思いますが、暗い話ばかりでは、先が思いやられますよね。

せっかくの老後。せっかくのセカンドキャリア。
「おかね」や「からだ」についての不安とは逆に、「時間」に関しては、たくさんあります。
その分、何をしたいか、今一度ゆっくり考えてみるのはいかがでしょうか。

そもそも、「おかね」が何のためにあるのか。

私は、「生きていく上で必要なもの」という捉え方と合わせて、
自身の夢を叶えるために、「おかね」があると思っています。

もちろん、いち個人が得られる「おかね」には限りがあります。

ですので、すべての「夢」を一度に叶えることはできないかもしれません。
でも、「時間」をかけていけば、ある程度の「夢」は叶えられるのではないかと思います。
そもそも、周りに流されず、自分が本当に望むことは何なのか。何をすることに、価値を見いだすのか。
そうした考えのもと、将来のことを考えると、意外にも手の届く「夢」があることに気づいたり、別のカタチで、その「夢」を叶えることができるのではないかと思います。

「おかね」のことを考えるのは、「人生」のことを考えること。

ぜひ一度ゆっくり時間をとって、将来やっていきたいことを考えつつ、大切な身近な方たちにその想いを伝えつつ、どんどんご自身の「夢」を具現化していっていただければ、と思います。

皆様の人生が、より良いものになることを願っております。

今までご覧頂き、本当にありがとうございました。

2015/02/24

『仕事の捉え方』を劇的に変えるかもしれない本~「本当の仕事」(榎本英剛さん著)~

榎本英剛さんの、「本当の仕事」
 最近、とっても感激した本です。 
 榎本さんは、コーアクティブ・コーチング®に関するプログラムを提供するCTIジャパン(現・株式会社ウエイクアップ)を設立された方です。
  
▼人生の中でも大きなウエイトを占めるもの。
 しかし、突き詰めて考える機会が少ないもの。
 それが、仕事ではないでしょうか?

▼仕事が全てではありません。
 しかし、大きなウエイトを占めるものだからこそ、仕事の捉え方次第で、人生を好転させることができると言えます。

本書を簡単に言うと、『モノの時代からココロの時代に変わりつつある今、それに伴って、仕事観を見直すべきではないか?という問いに始まり、著者の考えを丁寧に述べる本』です。

本書では、便宜上以下の分類がされています。
 バブル崩壊以前の物質的な豊かさを重視してきた時代
 モノの時代
 バブル崩壊以降広がりつつある精神的な豊かさを重視する時代
 ココロの時代

モノの時代の仕事観は何でしょうか?
1.仕事とは、「生計を立てるための手段」である。
2.仕事とは、「やりたくないことをやる」ことである。
3.仕事とは、「既存の職業に自分を合わせる」ことである。
4.仕事とは、「同時に1つしかもてない」ものである。
著者はこう述べます。
 これらほど私たちから「本当の仕事」を遠ざけ、仕事をつまらなくし、私たちの可能性を狭めてしまう仕事観は他にはないと感じる 

これに対して、ココロの時代における仕事観は?
 仕事とは自らの存在意義を探求し、それを表現すること。
 仕事とは、「生計を立てるための手段」であるという仕事観からの脱却です。

「いやいや、存在意義の探求・表現なんて理想論でしょ?」
 「どうやって生活するのよ?」という疑問が湧きます。

これに対し、本書はこう述べます。
 ココロの時代のメガネである「自らの存在意義を探求し、表現すること」に沿った仕事をしながら、モノの時代のメガネである「生計を立てる」ことができれば一番いいわけです。
 そして、それは十分可能だと私は思っています。
  これができたら最高ですね。 

▼本書を読み進めれば、ここに書かれていることが1つずつ理解できます。 
 結局のところ、「自分の存在意義はこれかもしれない」という説を立て表現(行動)によって検証し、進化させていく。
 そうやって見つかった存在意義(これは進化するものなので、いわば暫定的)を具体的に表現していくこと。
 これが、「仕事とは自らの存在意義を探求し、それを表現すること」の意味だと理解します。

こう考えると、「仕事とは、『生計を立てるための手段』である」と考えた時には感じられないような開放感、何ともいえないワクワク感がありませんか?

▼大切なことは、本に書かれていることが正解かどうかではなく、自分で考え続けることではないかと思います。
 その為の材料として、最適の本としてお勧めします。

 僕のブログには詳しく書いていますので、よろしければ。
 http://happylifer.hatenablog.com/entry/2015/02/16/164945

2015/02/20

死ぬまでにしたい〇〇のこと ~エンディングノートの活用法~

もう10年以上前のこと、
『死ぬまでにしたい10のこと』という映画がありました。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0001CGNJY
この映画では、余命を宣告された女性が、
TO DOリストをつくって実践していきます。

…と、これはあくまでも映画のお話ですが、
エンディングノートも、まさしくこの女性のように活用してほしいと思います。

●やりたいことがみつからない。
●毎日をなんとなく過ごしている。
もし、こんな気持ちでしたら、一度でいいので
「死ぬまでにしたいこと」という観点で、考えてみませんか?
ぼんやりと考えるのではなく、
できれば「紙に書く」「パソコンで打つ」のがおすすめ。
その思考のヒントとして、エンディングノートをぜひ活用してほしいのです。
今までの人生を振り返り、整理してみると、
これからのやりたいこともクリアになっていきます。

【よく耳にする「死ぬまでにしたいこと」】
●かつてお世話になった○○さんに、もう一度会いに行こう!
●一度でいいから、***に旅行へ行きたい。
●子育てを理由に諦めていた×××に挑戦したい。
●お墓、銀行口座、土地の権利…。次の世代が困りそうなことを片付けておこう。

もしあなたが道半ばの状況で、万が一のことがあったとしても、
エンディングノートに記しておけば、
その意思は次の世代へのバトンとすることができます。
意思を引き継いで、やる、やらないは家族次第ではありますが、
そうやって紡いでいくリレーが、当たり前になったら素敵だと思いませんか?

(ちなみに)
今回ご紹介した映画。
原題は「My Life Without Me」なんです。
おや?「死ぬまでにしたいこと」と聞くと自分本位な感じがしますが、
「My Life Without Me」だと、他者への思いやりを感じますね。
この邦題の是非については、私が言及すべきではないですが、
少なくともエンディングノートに関しては、
自分本位でも、家族のためでも、どちらもあって然るべき。
あなたの想いのままに、使ってみてくださいね。

エンディングノートアドバイザー
森田大理

2015/02/17

死亡の際の「棺」について考える 終活カウンセラー 坂部 篤志

終活カウンセラーの坂部です。
前回に続いて、葬儀に関わることについて、お伝えしたいと思います。

前回は、葬儀の際の「車」についてお伝えしました。

今回は、亡くなった場合に必要となるものの3つ目「棺」についてです。

皆さんは棺についてどんな印象があるでしょうか?
私は4年前に父を送った時、葬儀社さんが提示したカタログの中から、何の理由もなく選んだ棺でした。
その後、現在一緒に入棺体験会を開催しているウィルライフの増田社長と出会い、棺についての現在の状況、背景などをたくさん学ばせて頂きました。

日本ではほとんどが火葬なので棺は必須です。
燃える素材で火葬炉に収容できるサイズのものが最低限必要となります。
通常では、葬儀社のカタログに載っているものから、時間がない中で選択をするのが一般的で、故人への想いを馳せることはなかなかできないのが現状です。
私が行っている入棺体験会では、葬儀は気が付いていないですが、自然環境に負荷をかけているため、ダンボール製の棺を用い、その特性を活かして棺に直接メッセージを書き込んだり、写真や絵を貼ったり、棺自体のカバーを故人に縁がある着物や洋服で作るなどの工夫をすることによって、グリーフケアにも繋がると考える方も多いようです。



実際に私自身も、昨年の義姉の急死の際には、ダンボール製の棺を取り寄せ、彼女に合った布を家族で加工したカバーをして送り出し、エコにやさしく、満足度の高い送り出しとなりました。
入棺体験会の参加者からも、お父さまが亡くなった際に、このダンボール製の棺を利用した方もいらっしゃいます。

頭の片隅に置いておいて頂ければ幸いです。

2015/02/13

第6回 【自己否定スパイラルからどう脱却するか】スターティングノートアドバイザーの富田です。

さて、前回は「いい人生」を送るために、「自分が本当にしたいこと」を実現しようとしても「できる自信がないからよしておこう」とか「何かチャレンジしても失敗したらみっともないし…」と、ブレーキをかける自分がいて、前に進めないことについて書きました。

今回は、こうした自己呪縛、自己否定のスパイラルからどう脱却するか、について考えてみます。



明日死ぬと言われたら、今日何をしますか?

ここで、あのスティーブ・ジョブズの言葉を思い出して下さい。この連載の第4回でもご紹介しましたが、スタンフォード大学の卒業式でスピーチしたあの有名な言葉です。

毎朝鏡に向かって「もし今日が人生最後の日ならば、今日するつもりでいることを本当に行うだろうか?」と自問してきました。そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来ているのです。

既にガンを発病し、闘病していたスティーブ・ジョブズの言葉ですから、余計重みがあります。

もしも明日死ぬとしたら、見栄や外聞、世間体やプライドなど何ほどのものでしょうか。

あの東日本大震災から、まもなく4年です。一瞬のうちに、昨日までの日常と大切な過去の思い出と家族を失った方がどれだけいたことか…

あれは他人事で、明日も明後日も多分自分は元気で生きているはず…と多くの人は思っています。

でも・・・そんなことは奇跡なのかもしれません。



「分かった」と「できる」は違う

明日はないかもしれない・・・このことは頭ではすぐに理解できると思います。では、腹の底まで落ちて納得できているでしょうか。

無意識のうちに「そうはいってもね・・・」と思っていませんか?

勉強でも仕事でもなんでも「分かった」と「できる」は違いますよね。

「できる」ためには、まず「行動」を起こすことが必要です。

人に「みっともない」と後ろ指をさされてもいい、変な人だと思われてもいい、自分は自分の生き方を進むのだ、という決意のもとに行動を起こしてみましょう。

さて、次回はどんな行動を起こしていくのか、について考えてみたいと思います。

2015/02/11

“いろいろ” プロデューサーの日暮です。今日は “そうだ、旅にでよう!” の話

立春を過ぎて、今日は陽気も良かったので昼間散歩をしてました。皇居外周は2月22日の東京マラソンの出場者か、カラフルなウェアのランナー達で大混雑でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨年末からテレビコマーシャルが沢山流れている“北陸新幹線”。
約1ヶ月後の3月14日(土)に、長野~金沢間で開業。
「かがやき」に乗ると、東京~金沢間は1時間20分短縮され2時間28分で、東京~富山間は2時間8分で結ばれる。料金は、東京~金沢(普通指定席)1万4120円。
一方飛行機は、羽田~小松間、1時間のフライトで、特割運賃で
1万3千円~、往復割引の片道運賃で2万3790円という価格。飛行機好きの筆者ですが、ここは新幹線で移動が楽ちんかなと思っちゃいますね。


2015年上半期は、新幹線に乗って『そうだ!北陸に行こう!(笑)』を計画されてみてはいかがですか?


北陸は、日本三大名園の「兼六園」(金沢)をはじめ、世界遺産の「白川郷・五筒山の合掌造り集落」(南砺市)や「黒部ダム」、「立山連峰」(富山県)、「東尋坊」(福井県)等々、有名な観光スポットが目白押しです。

また、呑兵衛さんが泣いて喜ぶ酒蔵がいくつもありますねぇ。
宮中晩餐会で出される日本酒「黒龍 石田屋」を造っている「黒龍酒造」(福井)や「手取川, 天狗舞, 常きげん」といった石川県定番の3銘柄を始め、世界農業遺産の「能登」の里山で無農薬、無化学肥料で栽培されたお米にこだわって造った「竹葉」の「数馬酒造」(奥能登)などなど、こだわりと伝統の酒蔵が多数。

そして、春~初夏の、ホタルイカ、からはじまり、白えび、蟹、牡蠣、寒ブリ・・・新鮮で、美味しい魚介類がいっぱい。喰いしんぼうもバンザイ!です。
余談ですが、最近街中でよくみかけるゴーゴーカレーは金沢発祥です(笑)




さらに、3月30日から放送開始予定のNHK連続テレビ小説「まれ」の舞台も、
石川県の能登半島。こちらでも北陸は脚光を浴びそうですね。

今日は、北陸をご紹介しましたが、
近場でも、日帰りでもいいので、
1シーズンに1回、どこかに旅にでて、リフレッシュ&新たな体験
重ねていきませんか?


季節の変わり目、くれぐれもご自愛ください。

2015/02/06

【相続税の非課税…生命保険は加入されていますか?】相続税担当の名田です


2015年も早や1ヶ月、節分も過ぎ、暦の上ではもう春ですね!!

その2015年、我々税理士業界で大騒ぎしていました相続税の増税が始まっています。
このブログの私が担当する時には、少しでも相続税が少なくなる方策をお伝えしていますが、今回は「生命保険」の有効活用です。

結論から申し上げますと、生命保険金の一部に「非課税枠」がある、ということです。

お亡くなりになった被相続人がご自身を「被保険者」としていた保険契約で保険金が支払われた場合、次のように「非課税枠」がありますので、その非課税枠を超えた部分が相続税の課税対象になります。

    「非課税」枠の金額=500万円×法定相続人の数
     → ご夫婦、お子様2人のご家族で、ご主人が亡くなられた場合、法定相続人は3名です
      ので、非課税金額は、500万円×3=1500万円となります。
      保険金が2500万円だった場合、1500万円を超える1000万円が相続税の課税対象
       になります。

保険に入っている方は結構ですが、加入されていない方は、是非今からでもご検討ください。
「病気持ちだし保険には入れないから…」とか、「もう年齢も年齢だし…」とあきらめて?いらっしゃる方!! 大丈夫です!!そんな方でも入れる保険がありますから、是非ご検討ください。

最後にご注意!!
すでに十分な保険契約をされている方でも、もう一度保険の契約形態(誰が契約者で被保険者なのか)をご確認くださいね。

まだまだ寒い日が続きます。体調にはくれぐれもお気をつけください!!

  

2015/02/03

【相続の基本⑥‐遺留分(いりゅうぶん)って!?】法律豆知識担当の岩元です。

前回、相続人のうち、一定の範囲の人については、侵害されない相続分、「遺留分(いりゅうぶん)」というものがあるという話をしました。
 

相続人のうち、一定の範囲の人というのは、被相続人(相続される人)の配偶者、子および直系尊属のことです。

以前、兄弟姉妹が相続人になる場合もあると言いましたが、兄弟姉妹には遺留分はありません。
 

遺留分についても、法定相続分と一緒で、誰が相続人になるかによって、その割合は変わります。

 
遺留分の割合は、直系尊属だけが相続人の場合、被相続人の財産の3分の1になり、それ以外の場合には、被相続人の財産の2分の1になります。

具体的には、被相続人に配偶者と子ども2人の相続人がいる場合、配偶者が4分の1、子どもがそれぞれ8分の1ずつ、ということになります。

 

遺言書を書こうと思われた場合には、誰かの遺留分を侵害するものではないか、という視点でも検討してみてください。