ベスト・クロージング!とは?

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「ベスト・クロージング!」とは、"終活"をテーマの中心に掲げ、「人生の総仕上げを、ポジティブ&アクティブに」進めるサポートをしています。マネー&ライフプラン専門家、上級終活カウンセラー、弁護士、税理士など、分野の異なるスペシャリストが集結。様々な観点からシニア世代やその子ども達にとって気になる・役立つ情報を提供すべく活動中です。

2015/03/26

存在意義は、どうやって探すの?~「本当の仕事」(榎本英剛さん著)を読んで②~

▼前回取り上げました榎本英剛さんの「本当の仕事」を引き続き掘り下げたいと思います。
 
▼前回のポイント
 ■モノの時代における仕事
   ・・・生計を立てるための手段
 ■ココロの時代における仕事
   ・・・自らの存在意義を探求し、それを表現すること
 ■存在意義とは?
  ・「自分は何のためにこの世に生まれ、そして生きるのか」ということ
  ・さらに短縮すれば「人生の目的」、「生きがい」

▼抽象論としてはよく分かるのですが、具体的に「自分の存在意義は何なんだろう?」と考えると、そう簡単に分かるものではありません。

▼では、僕の考えと先ほど挙げた本を基にまとめていきます。
 ●前提:「仕事とは自らの存在意義を探求し、それを表現すること」 
 ●その意味するところは?
 ①「自分の存在意義はこれかもしれない」という”仮説を立て”、”表現(行動)”によって”検証”し、”進化”させていく。
 ②そうやって見つかった存在意義(これは進化するものなので、いわば暫定的)を”具体的に表現していく”ということ。
 
 ●①の部分、つまり、”仮説を立て”、”表現(行動)”によって”検証”し、”進化”させていくというのは、一体どうやるのか?
  ↓
 それは、純粋意欲(=自分の奥底から湧いてくるような「これがやりたい」という気持ち)に従ってみること。
 ・純粋意欲・・・神様が自分に与えてくれた贈り物で、自分の心の中にある。
 ・それを見つけるヒント・・・気付いたらいつも自然にやっていたり、他人に促されなくても自らすすんでやったりしていることなど、夢中になったことを考えてみる。
   ↓
 純粋意欲に従ってみると、次々と新たな純粋欲求が湧いてくる
  ↓
 それを辿って行くことで、最終的に存在意義に行き着く。
  ↓
 これが、「存在意義の探求」

▼まとめ
✔ 自分の奥底から湧いてくるような「これがやりたい」という気持ちなれることって何だろう?と考える=純粋意欲のヒント
✔ 「これかな」と思うものをやってみる=純粋意欲に従う
✔ やってみると、次々に「これがやりたい」が生まれてくる=純粋意欲の連鎖
✔ それをやり続けると、いずれ存在意義に辿り着く。

▼いずれにしても「行動」が不可欠なのだと思います。
 机の上でどれだけ優れたワークをやっても、ある時ふと「これが本当にやりたいことだ!」と分かるものではありません。
 行動によって腑に落ちたり発見していくことが、存在意義の探求には不可欠なのだと思います。

2015/03/17

第7回 【今日から行動を起こし「ライフスタイル未来地図」を描こう!】スターティングノートアドバイザーの富田です。

さて、前回は「自分がしたいこと」にブレーキをかける自己呪縛・自己否定のスパイラルから脱却すること、そして、そのためにはとにかく行動を起こすことが重要と書きました。

今回は、どんな行動を起こしていけばいいのか、について書いてみたいと思います。



まずはお手本にしたい人を決めよう

「ああ、あんな生き方はいいなぁ。」「あんな風に生きたい。」と漠然とでも思った人がきっといるはずです。

そして、続いて「でも、あの人だからできたんだよな。自分には到底無理だ…」と呟いていませんでしたか?

これが自己呪縛、自己否定のスパイラルです。このスパイラルを断ち切るために、とにかくお手本にしたい人 (ロールモデル) を決めましょう。1人である必要はありません。



そして、その人 (達) の情報を集めます。著作を読み、講演会やセミナーを開催していたら行ってみます。その方のサイトやブログ、Twitterなどで情報発信していればそれも読みます。

と書いているように、ここで重要なのは、今現在生きている日本人の中からロールモデルを決めるのです。既に亡くなっている海外の偉人の方をロールモデルにしても限界があるからです。

その人が、どんな空気を吸って、どんな本を読み、どんな価値観を持って生きているのか、とにかく調べて生身のその人がどんな世界に生きているのか確認しましょう。


自分が好きなこと、できることを踏まえて、生き方を定める

このブログの連載第2回〜第4回で、「自分史」を作り紐解くことで、自分が好きなこと・やりたいこと、できること・得意なことを再確認してきました。

そして、今回ロールモデルを設定したことで、その方々の生き方をヒントにして、自分が自分らしく生きて、死ぬ時に「あ〜、いい人生だった…」と思えるのはどういう生き方か考えてみましょう。

それから、自分がこれから生きていく年月を時系列に区切り、いつまでに何を実現していくか考えてみます。

つまり、死ぬ時にいい人生だったと思えるように、時系列にマイルストーンを置いてみるのです。

こうして出来上がるのが、「ライフスタイル未来地図」です。最初は、とにかく作ってみることです。

あとは、少しずつ手直しをしていって、一つの完成形を作り上げればいいのです。

こうして「ライフスタイル未来地図」というスターティングノートの概念図が出来上がります。

ご参考までに、富田のスターティングノートの概念図を示します。詳細語句の説明は省きますが、この概念図は毎月手直ししています。




ま と め

これまで7回にわたり「スターティングノート」という考え方をお伝えしてきました。

お伝えしきれていないことも多々ありますが、連載は一旦ここで終了とします。

次の段階では、具体的にスターティングノート (ライフスタイル未来地図) をどのように作っていくか詳細にお伝えしたいと考えています。

ブログでは限界もありますので、動画によるご説明か、更に個人講座を開講してマンツーマンに近い形でお伝えするか検討しています。


詳細が固まりましたら、またお伝えしますね。ここまでお読み頂いて、本当にありがとうございました。