ベスト・クロージング!とは?

★☆「ベスト・クロージング!」とは?★☆
「ベスト・クロージング!」とは、"終活"をテーマの中心に掲げ、「人生の総仕上げを、ポジティブ&アクティブに」進めるサポートをしています。マネー&ライフプラン専門家、上級終活カウンセラー、弁護士、税理士など、分野の異なるスペシャリストが集結。様々な観点からシニア世代やその子ども達にとって気になる・役立つ情報を提供すべく活動中です。

2014/07/22

【エコな棺の中で冥想体験。最期も地球にやさしくありたい…】映像・動画担当の家子です。


映像・動画ディレクターの家子(いえこ)です。
先日、ベスト・クロージング!専門家メンバーの、終活カウンセラー・坂部篤志さんが開催する
入棺体験&ダイアログ
に参加してきました!
棺に入って冥想する…と聞いたときは、正直少し抵抗があったのですが、先に参加した友人からの評判が良く、では…と参加してみました。
主催の坂部さんは、終活カウンセラーであり、ライフプランナー。お客様のライフプランやセカンドライフのご相談を受けることも多く、またご自身もお父様を亡くされたご経験から、葬儀のあり方はもっと多様で、ご本人が主体的に選択できるものであって良いはず…と考えるようになったそうです。
そんなとき、ECOフィン(棺)を展開しているウィルライフの安田さんと出会います。
ウィルライフは、燃やす際にCO2排出量が少なく、環境にやさしい材料で作られた棺を販売しています。棺を纏う布も自由にカスタマイズでき、故人が大切にしていた着物や応援していたプロ野球チームのユニフォーム柄など、ご本人らしいもので送り出すことができるのだとか。
ならば…とその認知普及と、最期を考えることで、逆に今の生き方を少しの時間、立ち止まって考える機会をつくりたい!と坂部さんが企画したのが、この入棺体験&ダイアログ会でした。
どんな場なんだろう?とドキドキしてましたが、お酒や軽食を囲んで、和気あいあいとした雰囲気で進んで行きました。全然湿っぽくないのです。
そして一人ずつ、約3分間、棺の中に入って冥想体験をします。
私も入ってみました!
棺の中は意外にも包まれる安心感があり、お酒を飲みつつ歓談する周囲の声が聴こえてきます。
ふと、母親の胎内って、こんな感じなんだろうか…?と思ったりしました。
とても不思議な体験でした。
参加された皆さんも、心なしか入ったあとはスッキリされた顔をされているような…
当日の様子を動画でご紹介します。撮影から編集まで、iPhoneひとつで完結する、カンタンiPhone動画です
・ウィルライフ
http://www.willife.com/is/


・家子史穂 オフィシャルサイト
housechild.net

2014/07/19

【ココが嫌だよ、エンディングノート①】エンディングノートアドバイザーの森田です。

今回からは、具体的にエンディングノートに関するご紹介をさせていただきますね。第一回のテーマは、エンディングノートのデメリット。いきなり「欠点」からご説明するのは、エンディングノートを推進する身としてあるまじき行為のような気も…。でもデメリットは裏を返せばメリットがあるということ。特性を理解することで、上手にご自身の人生に取り入れて頂ければと思います。
 
【デメリット その1】
法的な拘束力がない。

例えば、エンディングノートにご自身が亡くなられた後の遺産相続の配分について、ご希望を書かれていたとしても、法律上は遺族がその内容に従う義務はありません。もし、確実にご自身の意向を反映させたいのであれば、弁護士に相談した上で遺言書を作成されることが、最も確実です。(今、一番お困り・お悩みのテーマが、「相続」や「財産」なのだとしたら、このベスト・クロージング!に参画している弁護士たちのテーマをぜひご覧ください!)
 
一方で、法的な拘束力がないエンディングノートは、遺言書のように法律で厳格に定められているルールが存在しません。何を書いてもいい、伝える順番も形式も自由。そもそもノートである必要もありません。
そういった意味で、エンディングノートの方が表現の幅が広く、自分の想いや希望を自分らしく伝えることができると言えるでしょう。もちろん法的な拘束力はないので、書いた内容に強制力はないのですが、あくまでも自分の意思として伝えることがあるのでしたら、ぜひエンディングノートを一度書くことをオススメします。

 
<次回予告>
「簡単に書き換えられる」について、お届けする予定です!
 
 
エンディングノートアドバイザー
森田大理

2014/07/18

【相続の基本②‐相続人はどうやって調べるの?】法律豆知識担当の岩元です。


法律豆知識担当の岩元です。


前回は、相続人になるのはどのような人か、ということについて簡単にお話しましたが、それでは、相続人はどうやって調べればよいのでしょうか。


遺産分割協議は、相続人全員が参加しないといけないので、「遺産分割」をする前に、相続人が誰なのかということを確認する必要があります。

相続人が誰かを知るためには、亡くなった方が生まれてから亡くなるまでの戸籍を集める必要があります。

要するに、相続人を調べる作業というのは、「家系図」をつくる作業になるのです。

 

「家系図」をつくるとなると、親がどこに本籍をおいていたのかなんて知らないよ!!と思う人もいるかもしれませんが、大丈夫。一番最後の戸籍から順番に一つ前へ一つ前へと追っていくことができるのです。

戸籍は、改製されることがあるので、本籍地を一度も移していない!という人でも戸籍を何通もとらなければならないこともあります。


戸籍を見ると、筆頭者や、いつどういう理由で戸籍がつくられたのかわかります。

どこかの戸籍から移ってきた時や、どこかの戸籍へ移ったとき(新しく戸籍をつくった時)は、その場所も書いてあるので、今度はそれを手掛かりに新たに戸籍を取得することになります。

戸籍を取得するのに必要な書類については、区市町村のHPでも書いてありますし、直接役所に行かなくても郵送で取り寄せることも可能です。

【相続の基本①‐相続人になるのは?】法律豆知識担当の岩元です。


法律豆知識担当の岩元です。

今回は、相続人になるのはどのような人か、ということについて簡単にお話したいと思います。 
 

まず、「相続人」に似ているものの別の人を指す用語で、「被相続人」という用語があります。これは相続される人のこと、つまり、亡くなった方のことです。

「相続」は、死亡によって開始するとされていて、「相続人」(相続する人)は被相続人が亡くなった時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を引き継ぎます。
 


では、相続人になるのはどのような人なのでしょうか。これも法律で決められていますが、ここでは簡単にご説明します。

相続人の種類は、大きく分けて「被相続人の子・直系尊属(親等)・兄弟姉妹(いずれか)」と「配偶者」があります。

つまり、「配偶者」がいるかいないかという問題と、直系等の中で誰が相続人になるのかは別々に考える必要があります。

配偶者がいる場合、直系等の中で誰が相続人になるかによって、配偶者と直系等の相続人との配分割合(法定相続分)が変わります。ここでは、直系等の相続人の全員の合計と配偶者とで割合が決まります。


このように、相続人を決めるにあたっては、①配偶者がいるかいないか、②直系等については、子→孫→親→兄弟姉妹のうちだれがいるかということが問題になります。

【その遺言書,本当に大丈夫?自筆証書遺言の落とし穴!】明るい相続を目指す弁護士の芳賀由紀子です。


ある家族のお話です。父親が亡くなり,遺言書が発見されました。遺言書は,最後の名前だけが直筆で,あとはすべてパソコンで作成されたものでした。

遺言書の内容は,自宅の土地建物は長女に相続させ,預貯金は長男に相続させるというもの。父親と同居していた長女は,実家を出ていかなくて済むと一安心。しかし,長男は納得がいきません。自宅の土地建物の価格は,預貯金の額をはるかに上回るものなのです。そこで,長男はこの遺言書を法律の専門家である弁護士に見てもらうことにしました。


すると,弁護士が一言。「この遺言書は,自筆証書遺言としては法的効力がないものです。」


驚いたのは長女です。ちゃんと遺言書って書いてあるじゃない!!お父さんが書いたものであることは間違いないのに,遺言としての法的効力がないってどういうこと!?


========================================


自分1人で作成することのできる自筆証書遺言には,その作成の仕方に,法律で定められた厳格な要件があります。よって,この要件を欠くと無効になってしまうという危険性があり,法律の専門家が関与せず,自分1人で自筆証書遺言を作成した場合,その記載内容が不明確であるとされ,その効果が認められないといったことがしばしば見受けられます。


自筆証書遺言は,遺言者が全文を自分で手書きし,署名,押印することによって作成する遺言書です。よって,パソコンで文字を打ってプリントアウトする方式では駄目です。今回のケースでは,遺言者が全文を自分で手書きしていないという点で,法律で定められた要件を欠いているということになります。


たしかに,自筆証書遺言は,紙と筆記用具と印鑑さえあれば,いつでもどこでも作成できるという点で,一番簡単に作れる遺言書という点でメリットがあります。

しかし,今回のケースのように,法律で定められた要件を欠くとして無効となる場合も多いのです。また,自筆証書遺言は保管が適切でないと紛失したり,保管場所が相続人に伝わっておらず発見されないままということもあります。


一番よいのは弁護士などの専門家に頼むことです。ぜひ,一度,ご相談ください。

【病床の母にinstagramで毎日の彩りを贈る】映像・動画担当の家子です。

映像・動画担当の家子(いえこ)です。
動画ではないですが、ソーシャルメディアで私が最近、とっても素敵だなと思った取り組みをご紹介します。
instagram(インスタグラム)というアプリをご存知でしょうか?スマートフォンから写真を撮りinstagramを使ってアップすると、ソーシャルメディア上で写真が世界中に共有されるサービスです。同じくinstagramを使っている人たちからフォローされたり、フォローすることで、その人たちに写真を共有したり、逆に見ることが出来るのも、ソーシャルメディアならでは。instagramはfacebookやtwitterといった他のソーシャルメディアへの連携がしやすいことや、カンタンにプロが加工したような素晴らしい写真が撮れることから世界中で人気になっています。

ライフスタイルプロデューサーの村上萌さんは、instagramを使って、自分らしい週末の過ごし方を公開しています(http://www.moemurakami.com/instagram)。


私はいつも、彼女の共有する写真を観ながら「センスがいいなあ…」とうっとりしてしまうのですが、そんな彼女のお母様もinstagramを使用して毎日の生活を切り取った写真を共有していました。50代でinstagramを使いこなし、写真を共有することで世界中の人とつながっているというだけでも素敵ですよね。しかもその写真は、萌さんが「私のやっていることは母のまねっこ」というように、瑞々しい毎日の小さな幸福にあふれたものばかりで、彼女の写真が観たいと多くのフォロワーがいたそうです。

そんなお母様が、病気で少し長い期間入院を余儀なくされ、お母様はご自身の意志で、いったんinstagramへの写真の共有は中断しました。
それを知った、彼女の写真を楽しみにしていたフォロワー達が、今度は逆に、病院にいるお母様に、自分たちの生活の中で小さな幸福にあふれた写真を毎日共有して、観てもらおうという取り組みをされているそうです。
ソーシャルメディアだからこそできる、素敵な取り組みだと思いませんか。

写真や動画を、ソーシャルメディアを通じて活用することで、家族により大きな感動と愛情を伝えることができるんだな、と感じました。

・村上萌さん(今回の取り組みが伝えられたブログ)
http://www.moemurakami.com/dialy/3280.html

・instagram
https://itunes.apple.com/jp/app/instagram/id389801252?mt=8

★-----------------------------------------★☆

・家子史穂オフィシャルサイト
http://www.housechild.net/

2014/07/17

【スターティングノートという考え方】


「ベスト・クロージング!」発起人で代表を務めている富田です。改めてよろしくお願いします。

こちらのサイトでは「スターティングノートアドバイザー」として記事を書かせて頂きます。

さて、こちらのサイトでは、森田大理氏がエンディングノートアドバイザーとして、記事を担当しています。

エンディングノートというと、「終活」の一環としてかなり一般的になってきました。Amazonで「和書」の分野で検索すると、本記事執筆時点(2014.7.17)で、232件がヒットしました。

一方、スターティングノートを検索すると、「40代からのスターティングノート」という1冊のみが結果に表示されました。

というわけで、「スターティングノート」という言葉自体は一般的ではありませんね。そこで、今回はこの言葉に込めた意味をご説明します。

「エンディングノート」について、上記の森田大理氏は『あなただけのストーリーを残し、想いを伝えていく』という“エンディングメッセージ”を綴ってはどうでしょう?と書いています。

もしも明日、人生の終いを迎えても、ご遺族やご友人にきちんと残しておけるメッセージを綴っておく、と考えていいかもしれません。

一方で、明日以降も長く人生を生きていく方が大多数でしょう。会社員であれば定年退職後に、また色々な機会に人生のセカンドステージに進む方もおられるでしょう。

その時に、これからどのようにポジティブにアクティブにセカンドステージを生きていくのか、そのことについて思いを巡らせ『あなただけの未来に向けた生き方を練り上げ、人生の指針にしていく』という“スターティングメッセージ”を綴ることをお薦めしたいのです。

そして、「エンディングノート」と「スターティングノート」を同時に綴ることで、悔いのない人生の総仕上げをして頂きたいのです。

こちらでは、どのようにスターティングメッセージを綴っていくか、お伝えしていく予定です。

それでは、どうぞよろしくお願いします。

2014/07/14

「夢」とは何か?(夢の再起動担当の新井です)

 前回、夢を持つことをお勧めしました。
 今回は、「夢とはなにか?」について書かせていただきます。
 
 「夢」と聞くと、サッカー選手になりたい!社長になりたい!みたいな、子供が描くものをイメージされるかもしれません。
 南の島で悠々自適な生活、宝くじで一等当選、というものをイメージされるかもしれません。

 僕が持つことをお勧めする「夢」は、「本当にやりたいこと」です。
 
 「努力せずに叶ったらいいなぁ」という願望ではありません。
 それを達成しなければ困るから達成したいというノルマのようなものでもありません。

 やらなくても、困りはしない。
 だけど、それでもやりたいこと、心の底から充実感を覚えること。 
 そして、それが叶うなら、相応の努力も厭わないこと(但し、本人は努力とすら思っていないかもしれません)。
 これが、「本当にやりたいこと」だと思います。
 
 本当にやりたいことの内容は、千差万別です。
 しかし、誰もが持っていると思います。
 ただ、夢を考える場、語る場が無いと、気付きにくくなっているかもしれません。
 夢を持つ毎日と、持たない毎日。
 どちらを生きるかは、自分の選択次第だと思います。

2014/07/11

身内の葬儀を経験して、、、(2)「終活カウンセラー 坂部です」

(1)からの続きです。

そこで、入棺体験会でお世話になっている会社の社長さんに連絡を入れ、事情を話すと、以前体験会に参加された方を紹介いただきました。
早速電話で連絡を取り、事情を説明したところ、こちらのやりたいように執り行うことができるので、何なりと言って欲しいとのことで、身内だけでやりたい旨を伝え、まずは霊柩車の手配をお願いしました。
平行して「エコフィン」の手配もお願いしたところ、翌日には家まで届き、自分たちで組立て、フタには義姉に合いそうな布でカバーを掛けました。
また、義父の関係で牧師さんにお願いし、自宅で身内だけで納棺を行いました。



二日後に牧師さんをお招きし、ご近所から頂いたお花で飾り付けをしただけの、祭壇の無い質素な葬儀を執り行いました。
火葬場では、事前に近くのスーパーで調達しておいたお弁当を食べながら、ゆったりした時間を過ごしました。

今回一連の流れの中で、今まで経験して来た義父、義母、実父の時と違って、我々が主導でゆったりした時間の中で物事を考え、金額的には相当安く、ただし心を込めた見送りができ、満足感が高いものになりました。

形に拘ること無く、自分たちで考え、終わった後も満足いく見送りができる事が体感できたので、ひとつの選択肢として頭の片隅に入れて頂けると嬉しく思います。

私は、人生の終焉を考えること、葬儀が自然環境に大きな負荷を掛けて現状をしること、他の参加者とのディスカッションをすることなどを目的として、毎月「入棺体験会」を開催しています。
ご興味がある方は、坂部宛にご連絡下さい。atsushi.sakabe@gmail.com

2014/07/10

身内の葬儀を経験して、、、(1)「終活カウンセラー 坂部です」

こんにちは。
終活カウンセラーの坂部です。

普段、生命保険に関するご相談や、終活に関するご相談に応じていますが、先月身内(妻の姉)が突然亡くなり、普段お話している事が実践できたので、参考までにご紹介したいと思います。

妻の姉は世帯は違いますが、同じ建屋で暮らしていて、当日も姉妹で近くの女性専用スポーツジムで汗を流して、一緒に帰宅しました。
その後台所で料理を作っていたようなのですが、妻が出かける際に台所を覗いたところ、床に倒れていてすでに呼吸が無い状態だったとのこと。

息子に救急車を呼ばせ、胸骨圧迫をしながら到着を待ち、レスキュー隊の方々が処置をしながら救急車で災害医療センターに向かいました。
いろいろな処置をして頂きましたが、結局意識が戻ることはなく、その後妻は警察の事情聴取となり、遅い時間に帰宅してからも警察の方が来て、翌日の朝他の病院での検死解剖を行うため、終了後は引き取りに来て下さいと伝えられました。

翌朝、妻はWebサイトで調べて、市が斡旋している「市民葬儀」なるもので送りたいと言いました。
内容的には、簡易なパックになっていますが、私としては毎月私が実施している「入棺体験会」の際に利用しているエコに優しい棺「エコフィン」を使って送りたいという想いが強かったので、強く拒否して他の手の検討に入りました。

(2)に続く