さて、前回は「自分がしたいこと」にブレーキをかける自己呪縛・自己否定のスパイラルから脱却すること、そして、そのためにはとにかく行動を起こすことが重要と書きました。
今回は、どんな行動を起こしていけばいいのか、について書いてみたいと思います。
まずはお手本にしたい人を決めよう
「ああ、あんな生き方はいいなぁ。」「あんな風に生きたい。」と漠然とでも思った人がきっといるはずです。
そして、続いて「でも、あの人だからできたんだよな。自分には到底無理だ…」と呟いていませんでしたか?
これが自己呪縛、自己否定のスパイラルです。このスパイラルを断ち切るために、とにかくお手本にしたい人 (ロールモデル) を決めましょう。1人である必要はありません。
そして、その人 (達) の情報を集めます。著作を読み、講演会やセミナーを開催していたら行ってみます。その方のサイトやブログ、Twitterなどで情報発信していればそれも読みます。
と書いているように、ここで重要なのは、今現在生きている日本人の中からロールモデルを決めるのです。既に亡くなっている海外の偉人の方をロールモデルにしても限界があるからです。
その人が、どんな空気を吸って、どんな本を読み、どんな価値観を持って生きているのか、とにかく調べて生身のその人がどんな世界に生きているのか確認しましょう。
自分が好きなこと、できることを踏まえて、生き方を定める
このブログの連載第2回〜第4回で、「自分史」を作り紐解くことで、自分が好きなこと・やりたいこと、できること・得意なことを再確認してきました。
そして、今回ロールモデルを設定したことで、その方々の生き方をヒントにして、自分が自分らしく生きて、死ぬ時に「あ〜、いい人生だった…」と思えるのはどういう生き方か考えてみましょう。
それから、自分がこれから生きていく年月を時系列に区切り、いつまでに何を実現していくか考えてみます。
つまり、死ぬ時にいい人生だったと思えるように、時系列にマイルストーンを置いてみるのです。
こうして出来上がるのが、「ライフスタイル未来地図」です。最初は、とにかく作ってみることです。
あとは、少しずつ手直しをしていって、一つの完成形を作り上げればいいのです。
こうして「ライフスタイル未来地図」というスターティングノートの概念図が出来上がります。
ご参考までに、富田のスターティングノートの概念図を示します。詳細語句の説明は省きますが、この概念図は毎月手直ししています。
ま と め
これまで7回にわたり「スターティングノート」という考え方をお伝えしてきました。
お伝えしきれていないことも多々ありますが、連載は一旦ここで終了とします。
次の段階では、具体的にスターティングノート (ライフスタイル未来地図) をどのように作っていくか詳細にお伝えしたいと考えています。
ブログでは限界もありますので、動画によるご説明か、更に個人講座を開講してマンツーマンに近い形でお伝えするか検討しています。
詳細が固まりましたら、またお伝えしますね。ここまでお読み頂いて、本当にありがとうございました。