きょうは、“手土産” の話 第一弾を。
手土産は、個性も出したいけどセンスを問われているようで
法事やお参りに限らず、ちょっとしたお呼ばれの時にも意外と悩むのも。
そんなこともあってか
「手土産なにがいいかなぁ」 と
、よく相談をうけます。
そんなときの
「選ぶポイント」(法事、お参り編)を簡単にお話したいとおもいます。
また、次回ブログでは、
「迷った時のオススメ商品」を具体的にご紹介します。
まず今回は、「選ぶ時のポイント」を
大きく3つ。
①かならずしも色鮮やかなお菓子がダメではない
②先方の家族構成を考える
③日持ちと商品包装も確認
まず、
①かならずしも色鮮やかなお菓子がダメではない
・・・一番ベストなのは、
「故人の好きだったお菓子」
これは、お返しにも言えることですが、
相手の方(亡くなった方)を偲ぶわけですから、
例えば、色がカラフルであったり、慶事に使われるものであっても、
「故人がお好きでした・・・」と
“ひとこと添える” ことで、
最高の手土産となります。
判っていても躊躇したり、その場では意外と忘れてしまうポイントです。
次に、
②先方の家族構成を考える
・・・少し前までは、和菓子が当たり前のような暗黙の了解がありましたが、
今はかならずしもそうではありません。
お年寄りがいらっしゃれば和菓子、若いお子さんが多ければ洋菓子など、
先様の家族構成を考えて選ぶのも話題のひつになりますし、楽しいと思います。
もし判らなければ、無難なのは和菓子ですかね。(苦笑)
・・・ただし、①もですが、最初から弔辞用ものでないときは
箱や包み紙、紐などを 必ず弔辞用もしくは落ち着いた色のものに変えて
もらってください。
万一、「無理!」と言われたら、違うお店も探すことをお勧めします。
3つ目
③日持ちと商品包装も確認
・・・基本的な考えは、お供えして、故人が召し上がったものを頂く
ということになりますから、
よほどの理由がない限り、
1週間以上の賞味期限があるもを
選んでください。
・・・さらに、商品は出来るだけ
「個別包装」 のものを選んでください。
なかなか一度には召し上がられませんし、保存も楽ですよね。
また、持参したお菓子をお持たせとして勧めたり、他のお客様お出ししたり
する際の、先様の使い易さもや衛生面もポイントですね。
余談として、
お持ちする商品の数について。
諸説あり、ある宗派は「6の倍数」が良いとされていたり、
奇数よりは偶数が良いとされていたりします。
明確な決まりはありませんし、商品の大きさなどにもよりますが、
8個、10個くらいが多い様です。
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それでは、次回予告。
次回は、限定品ではなく、一般的な百貨店に入っているお店の商品で、
「迷った時のオススメ」を具体的にご紹介したいと思います。
例えば、これ。
第2回のセミナーに参加頂いた方にお出ししましたが、
「鶴屋吉信」さんの
「つばらつばら」しっとりもっちりとした焼き皮で、小倉のつぶあんを挟んだもので、
しかも1個152円。全くその価格にはみえません。
HPによると、
「「つばらつばら」とは、万葉集にも登場する風趣あることば。
”しみじみと・心ゆくままに・あれこれと ”の意味があります。」とのこと。
だそうです。
慶事、弔辞、単なるおやつにも使えます。 個人的には好きなお菓子のひとつです。