今回からは、具体的にエンディングノートに関するご紹介をさせていただきますね。第一回のテーマは、エンディングノートのデメリット。いきなり「欠点」からご説明するのは、エンディングノートを推進する身としてあるまじき行為のような気も…。でもデメリットは裏を返せばメリットがあるということ。特性を理解することで、上手にご自身の人生に取り入れて頂ければと思います。
【デメリット その1】
法的な拘束力がない。
例えば、エンディングノートにご自身が亡くなられた後の遺産相続の配分について、ご希望を書かれていたとしても、法律上は遺族がその内容に従う義務はありません。もし、確実にご自身の意向を反映させたいのであれば、弁護士に相談した上で遺言書を作成されることが、最も確実です。(今、一番お困り・お悩みのテーマが、「相続」や「財産」なのだとしたら、このベスト・クロージング!に参画している弁護士たちのテーマをぜひご覧ください!)
一方で、法的な拘束力がないエンディングノートは、遺言書のように法律で厳格に定められているルールが存在しません。何を書いてもいい、伝える順番も形式も自由。そもそもノートである必要もありません。
そういった意味で、エンディングノートの方が表現の幅が広く、自分の想いや希望を自分らしく伝えることができると言えるでしょう。もちろん法的な拘束力はないので、書いた内容に強制力はないのですが、あくまでも自分の意思として伝えることがあるのでしたら、ぜひエンディングノートを一度書くことをオススメします。
<次回予告>
「簡単に書き換えられる」について、お届けする予定です!
エンディングノートアドバイザー
森田大理
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