ベスト・クロージング!とは?

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2014/08/09

【ここが嫌だよ、エンディングノート②】エンディングノートアドバイザーの森田です。

前回は、「法的拘束力がない」という欠点をお伝えしました。今回も、エンディングノートの悩ましい部分を正直にお伝えしていきます。きちんと特徴をご理解いただき、うまく取り入れてみてくださいね。

【デメリット その2】
簡単に書き換えられる。

前回の内容とやや重複しますが、エンディングノートは法律で定められた文書・書類ではありません。そのため、保管方法や開封方法にも明確なルールもなく、故意か過失かを問わず第三者によって内容を書き換えられる(歪曲して解釈される)可能性がないとは言い切れません。
このような点においても、やはり財産などの“争いのタネ”になりそうな事柄においては、遺言書(公正証書遺言)の作成が確実だといえます。

では、この特性を上手く利用するなら、どういった使い方をするべきでしょうか?

私がおすすめしているのは、はじめから“定期的に書き換えるもの”と捉えて書かれることです。エンディングノートは、死の間際に書くものではなく、元気なうちから人生を振り返る(棚卸しをする)ために書くもの。私自身は、こう考えています。
例えば、一度書かれたとしても、5年・10年と時間が経つごとに、
「お孫さんが生まれて家族が増えた」
「疎遠だった人との絆が深まった。新しいコミュニティができた」
など、様々な変化がおとずれるはずです。大切な出来事をきっかけに、残しておくもの・メッセージも変わっていくはず。エンディングノートは、人生の歩みと共にアップデート(更新)していくもの。過去と現在と未来を綴る、新しい日記帳だと思ったら、なんだか書くのが楽しくなってきませんか?


<次回予告>
「保管場所に困る」について、お届けする予定です!


エンディングノートアドバイザー
森田大理

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